MBAOBOG訪問の仕方徹底解説 2022年度版

Peetslist・最終更新日:2021年12月20日

今回は、MBA受験を検討しているマングースさんと話す中で、MBA受験の際に行うOB訪問とは何なのか?という質問を受けましたので、対談形式で取りまとめてみました。現在TOEFLやGMATのスコアメイキング中で、志望校の情報収集を行うフェーズのMBA受験生の方に向けた記事です。

目次:

  • MBA受験時に志望校の在校生にOB訪問して情報を得る、みたいな話を聞くが、何を話せば良いのか?
  • ある程度、自分のキャリアとMBA後をつなぐストーリーを作ってから、OB訪問をすべきなのではないか?
  • 在校生に会うのが良いのか、説明会、入学審査官と話すなど色んな人と話す機会があるが、それぞれどんなメリットがあるのか?
  • OBはどうやって探すのか?
  • どれくらいのMBAの動機の深さは用意をしていけばいいの?
  • それでも今フワフワしてる段階でOB訪問するのが心配。
  • OB訪問のスクリプト

MBA受験時に志望校の在校生にOB訪問して情報を得る、みたいな話を聞くが、何を話せば良いのか?

まずOB訪問を、将来の自分の人生やキャリアを豊かにするために、MBA、そして特定のビジネススクールが正しい選択なのか確かめる手段として認識することが大事です。

その上で、OB訪問で話す内容は、ビジネススクールが今の自分にとって正しい選択である、という仮説を確かめる対話のアプローチを取るのが良いと思います。

自分がどんなキャリアを歩んできて、将来はこういう風になりたい。そのキャリアゴールと現在の自分には、こんなギャップがあり、それを埋めるにはビジネススクールに行って、XXXの勉強をして、YYYという人とコネクションを作って、ZZZという会社でインターンをする必要があるのではないか?と思っていますけど、どう思いますか?という大きな質問から、話を始めると良いでしょう。実際に僕がロンドンビジネススクールの在学生としてOB訪問を受けた時も、このような質問を受けるパターンが大半以上です。

上記の仮説の粒度が粗くても大丈夫ですが、こういう質問の仕方をすれば、マングースさんが話すOBOGも、「それならウチの学校には、授業Aがある、こんな有名な先生Bがいて、授業の雰囲気はどうだよ、キャンパスの環境的にも、マングースさんのキャリアゴールには良さそうだよね。」という回答が期待できますし、回答するOB側の立場としても話しやすいです。

回答は、マングースさんの仮説を検証するために使いましょう。その回答を咀嚼して、本当にロンドンビジネススクールがマングースさんにとって正しいチョイスなのか、決めるのはマングースさんであることを意識してください。

一方で、志望校の在校生やOBOGに顔を売ることで、入学審査官に繋いでもらう、または願書にxxxさんと話しました、yyyさんと話しましたと記載して、志望校への熱意を伝える、などの入学審査を有利に進めるためにOGOB訪問を使うというのは、将来の自分の人生やキャリアを豊かにするために、MBA、そしてそのビジネススクールが正しい選択か確かめる際の副次的な効果として認識しておくべきです。(この順番が逆になると、本当にそのビジネススクールが自分にとって良い選択なのかがボヤけて、結果願書にも自分らしさが無い、それなりのことしか書いていないエッセーになってしまいます。)

ある程度、自分のキャリアとMBA後をつなぐストーリーを作ってから、OB訪問をすべきなのではないか?

早ければ早い方が良いと思います。マングースさんのキャリア上のMBAの必要性の仮説は、OBと対話を繰り返す中でより具体的に、精緻になっていきます。一番最初の対話は、ざっくりと「自分がどんなキャリアを歩んできて、将来はこういう風になりたい。MBAに漠然と興味があるけど、XXXさんはなんでMBAに行ったのか、教えていただけますか?」位でも良いのではないでしょうか。その対話からインスピレーションを受けて、自分なりになぜMBAが必要なのかを改めて考えて、Why MBA? Why ロンドンビジネススクール?の自分なりの現時点での答え(仮説)を作り、それを次回のOB訪問で確かめていきましょう。この仮説に自信が持てた時が、学校選び終了→願書の執筆に移るフェーズだと思います。(OB訪問前にどんな内容を話すべきなのか無料で相談に乗りますので、お声がけください。)

入学審査に響くか、という点においても、どんなにOB訪問に失敗しても、誠意を示して対話すれば、OBもネガティブに反応することはないでしょう。仮にそうだとしても、OBが入学審査官に通報するような事はないです。

在校生に会うのが良いのか、説明会、入学審査官と話すなど色んな人と話す機会があるが、それぞれどんなメリットがあるのか?

それぞれにメリットがあると思います。在校生や卒業生に会うと、学生に人気のある授業や、学校の文化、ポジティブな内容、聞き方によってはネガティブな内容も情報収集できるメリットがあります。説明会(インフォメーション・セッション)に行くと、プレゼン資料などを使った統計情報や、在校生や卒業生と比較するともう少し全体感がある情報が得られます。(Peetslistから説明会の情報が簡単に確認できます。)入学審査官と話すと、ほとんどポジショントークですが、どんな人物像を志願者に求めているかなどの情報が得られると思います。なるべく多くの人と会って質問をして、果たしてロンドンビジネススクールが自分のキャリアゴール上必要なのかを確認しましょう。

OBはどうやって探すのか?

いくつか方法があります。学校側が用意しているコーヒーチャットや、ホームページ上に記載されている学生アンバサダーにコンタクトがオフィシャルな方法でしょう。アンバサダーは、受験生からの質問に対応するよう学事から任されている有志のMBA生です。日本人がアンバサダーになっている学校もあります。

説明会を通じて、在校生との1対1の面談機会を得るパターンも考えられます。例えば、ハーバードMBAだと12月20日に説明会がありますけど、そういうのに参加して、パネルセッションみたいなのがあったら、その在校生参加者の名前をLinkedInで検索して、さっきはありがとう、追加で質問あるんだけど聞いてもいいか?みたいな話し方をしてコンタクトをしてみましょう。感覚値ですが、50%位の確率で返信が来る感じです。断られたところでアドミッションに影響があるという訳ではないので、この方法はお勧めです。

後は、LinkedInで自分の行きたいビジネススクールを調べて、自分と同じ業界出身者や、将来行きたい業界の人にメッセージを送る、自分の友達とつながってたら、その友人に紹介してもらうみたいな繋がりかたもあります。

別のルートでは、例えば、自分の会社の人事データでMBAを持っている人を探して、社内メールでランチをしてくれないか頼むのも良いでしょう。MBAを持っている人は、情報交換にランチをするという文化にも慣れていると思うので、僕がMBA受験していた時はほとんど成功しました。

また、OB訪問の会話の最後には、誰と話せば良いですかね?みたいな話し方をすると、数珠つなぎ的に在校生の人と話せる可能性があります。対話をし続けて、自分の仮説の精緻化を進めましょう。もし、自分のキャリアゴールが達成できない、と感じるまで対話が出来れば、それはそれで答えが出て儲け物です。

どれくらいのMBAの動機の深さは用意をしていけばいいの?

OB訪問のフォーマットは、相手も忙しい在校生や卒業生なので、20~30分をお勧めします。その中で、自己紹介、なぜ(今のところ)MBA(が良いと思っている)か、なぜ(今のところ)ロンドンビジネススクール(が良いと思っているのか)を3分ほどでサックリと説明する位で良いでしょう。()内は、あくまでこの対話を通じてマングースさんに学校の選択権があることをリマインドするもので、実際に言葉に出してしまうと不快に思うOBの方もいると思うので、さじ加減に注意してください。

方針として、マングースさんがロンドンビジネススクールに入って満足できるのかを確認する作業なのであって、自分の自己紹介を深堀する場所ではないので、そこまで深い動機は説明する必要がないと思います。

それでも今フワフワしてる段階でOB訪問するのが心配。

下記質問のテンプレートを作ってみました。

OB訪問依頼文

成功度高:LinkedInで友人を通じてコンタクトする場合:

LinkedinでOBさんと繋がっているのを見たんだけど、今OBさんが在学・卒業したロンドンビジネススクールへの進学を検討をしてて、もしよかったらお繋ぎいただけないだろうか?

成功度中:説明会であった人に追加質問する場合:

Hi, thanks for the info session today! Would you mind jumping on a 20-min chat with me? I would love to learn more about your career goals and life in MBA!

成功度低:LinkedInでダイレクトにコンタクトする場合:

はじめまして、突然のご連絡をお許しください。

現在ロンドンビジネススクールへの進学を検討しているマングースと申します。

OBさんのプロフィールを拝見し、ロンドンビジネススクール(を卒業/在学)されているのを知りご連絡差し上げました。

現在ヘルスケア業界におり、同業界のご出身ということでぜひロンドンビジネススクールに留学されたきっかけや動機などをお伺いできればと思いご連絡させていただきました。

お差し支えなければ20分ほど、zoomでお話できればと思いまして、例えば下記の日時などはいかがでしょうか?

大変お手数をお掛けしますが、何卒ご検討をいただけますと幸いでございます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

OB訪問のスクリプト

OB訪問の初期段階

  • 出身大学、業界、会社、なぜMBAを志望しているのか?(3分程度)
  • なぜXXXさんは、MBAを目指したんでしょうか?(17分~27分)
  • (これだけです。後はひたすらwhyを繰り返して、自分のキャリアのインスピレーションや、MBAを目指す動機を表現するための言葉を探しましょう。何と無くMBAを志している場合は、それを説明するボキャブラリーが無いだけ、という場合がありますので。)

OB訪問をある程度繰り返した後

  • 出身大学、業界、会社
  • 将来のキャリアゴールを鑑みて、なぜMBAが良いと思っているのか。なぜロンドンビジネススクールなのか。
  • 仮説に対するフィードバックを依頼。

トップ・ビジネススクールの在学生へのOB訪問を公開収録しています。

20分のzoom形式で、Why MBA?などを質問して各校の文化を探ります。
Peetslistに新規登録(無料)して頂いた方に日程をお送りしております。

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