ハーバード・ビジネス・スクールMBAインタビュー(チリ人/戦略コンサルティング業界/ファッション)
今回のインタビューは、ハーバードビジネススクール(HBS) のチリ人の2年生のジョネスさん(仮称)です。
ジョネスさんは、チリで戦略コンサルタントとして働いた後、服飾ブランドのプロダクトマネージャーとして働いてからHBSに入学しました。
ジョネスさんが、なぜMBAを取得することにしたのか、そしてなぜHBSを選んだのか、そしてHBSの校風だけでなく、HBSへ入学する前に知って起きたかったこととして、HBSでの時間を有効に使うための秘訣を気さくに話してくれました。
読了時間:3/14分 文字数:1695 /7364文字目次:
- 経歴について
- Why MBA, Why HBS?
- HBSの校風
- HBSに向かない人
- HBSでの時間を有効に使うには
Peetslist一平:私は昨年LBSを卒業し、日本のMBA候補者のためにポッドキャストとブログを作っています。なぜなら、GMAT ClubやPoet&Quantsのような英語の情報源に比べて、情報が非常に少ないからです。ですから、私の目的は、MBAをできるだけ身近なものにして、情報を入手できるようにすることです。なぜMBAなのか、なぜHBSに来たのか、校風を理解するための質問など、基本的な質問をしています。あまりお時間を取らせたくないので、20分程度の通話とさせていただきます。
経歴について
Peetslist一平:あなたの経歴について教えてください。
ジョネス: 私はチリ出身で、人生のほとんどをチリで過ごしてきました。 アルゼンチンに数年滞在したこと、そしてスウェーデンに交換留学したことを除けば、人生のほとんどをチリで過ごしました。私は工業土木工学 ( Industrial Civil Engineering) を専攻しましたが、これはチリで独特なキャリアです。
世界中に存在する土木工学とは異なるという意味です。基本的には、2年間、数学や応用物理学など、本格的なエンジニアリングの理論的な内容を学びます。3年目には、工業プロセスを扱う古典的な土木工学タイプか、建設、機械工学、数学、コンピュータサイエンスかなどかどの道に進みたいかを決めます。
私が選んだのは工業土木工学です。これは基本的にファイナンス、マーケティング、オペレーションなどを学ぶビジネス学であり、MBAで学ぶことと非常によく似ています。これはとても良い大学の専攻で、チリだけでなく世界的に見ても、希望するタイプの企業で働くことができ、非常にやりがいがあり、需要も多いからです。とてもやりがいのありますし、需要もありますから、いいキャリア選択だと思いますよ。
学位を取得した直後からBCGで働き始めました。大きなコンサルティング案件を経験しましたが、自分の人生で何をしたいのかよくわかりませんでした。ただ、やりがいがあり、自分を成長させてくれるものが欲しかったので、当時コンサルティングは良い選択をしたと思いました。
古典的な9時5時の仕事は、退屈で死にそうだからやりたくなかった一方で、コンサルティングは、とてもダイナミックな仕事だと思いました。私はプロジェクトベースで仕事をするのが好きでした。ですので、コンサルティングを始めて数年働きました。気に入っていました。それでも、2年以上はいられなかったですね。仕事の要求レベルも高くてとても厳しいからです。 その後、小売業に転職しました。
小売業は私にとってとても魅力的でした。服飾ブランドのプロダクトマネージャーとなりました。基本的に、ジーンズのブランド作りで、マーケティングから業者探し、販売、値引き、価格設定など、あらゆることをやらなければなりませんでした。
いろいろな仕事を手がけて、楽しく、たくさん旅をさせてもらいました。
だから、出張で得たポイントでマイレージがたくさん貯まっています。これは非常に大きな特典です。出張ができる仕事に就いていれば給料がさらに上がるようなものですから。 今になって気がつきました。その後、MBAを取得することにしたのです。
一平: 素晴らしいですね。私が洋服屋を開くときには、是非、あなたにコンサルティングをお願いしたいと思います。
ジョネス: 喜んでお手伝いさせていただきます。日本に新しいお店を作りたいです。だから、教えてくださいね。
Why MBA?
一平:なぜMBA、あなたのMBAに対するモチベーションはなんでしたか? 特に、MBAを出願したとき、なぜHBSを選んだのですか?
ジョネス:いろいろな理由がありました。優先順位の高い順に説明していきたいと思います。まず背景を説明すると、私のいとこはコンサルティングをして、MBAを取得しました。父も修士号を取得しています。
だから、若い頃から「一生に一度の経験だ」と言われていました。「人生で最高の2年間になるから、やるべきだ」と。だから、いつも頭の片隅にはあったけれど、100%自分がやりたいこと、という感じではありませんでした。私はどちらかというと、自分の直感に従ってプロフェッショナルのステップを踏んできました。
私の場合…